幽霊屋敷潜入!
夏向けのホラー企画として、有名な心霊スポットで一夜を過ごすことになったTVクルーたち。
だがその廃屋には本物の「悪意」が潜んでいた…!
幽霊屋敷潜入!・1 | 幽霊屋敷潜入!・2 | 幽霊屋敷潜入!・3 | 幽霊屋敷潜入!・4 | 幽霊屋敷潜入!・5 | 幽霊屋敷潜入!・6 |
---|---|---|---|---|---|
探索者作製 | オープニング | 2階探索・1 | 1階探索・1 | 地下室探索・1 | エンディング |
今回の探索者紹介 | 惨劇館マップ | 2階探索・2 | 1階探索・2 | 地下室探索・2 | アフタープレイ |
探索者データ | 2階探索・3 | 地下室探索・3 |
――まずは2階を探索――
KP:では、5人で玄関から入るところから、カメラが回ります。
鈴木:あ、その前に。忘れんうちに言っとくわ。床が抜けそうになってる所あるから、気ぃつけてな。
りな:(可愛く)はーい。
鈴木:あー、カメラまだ、回ってないんで。(一同笑)
KP:その注意に、音声さんも頷きます。多分、この人が一番踏み抜く。SIZ17(笑)。
鈴木:うわー、太ってる(笑)?
KP:STR11でDEX9だから、そうかも(笑)。
りな:天井は平気?
鈴木:そこまでは僕、確かめませんよ!
KP:天井はまあ、大丈夫なんじゃないでしょうか(笑)。
崎本:カメラ回すぞー。
鈴木:「僕らは今、惨劇館に到着しました。見るからにこう、…うっさん臭い屋敷です」(笑)
りな:「もう何か見えたりするんですかぁ?」
李:([POW×3]に失敗)何も見えなかったので、ぷるぷる。
鈴木:「見えん? 見えん? 困ったなあ」(一同笑)
KP:で、〈目星〉振って。
李:(ロール)01(笑)。
りな:(ロール)成功です。
KP:では、玄関の横手に革靴が片方だけ、転がってます。
李:(指差す)「…それ」
鈴木:「え? 靴ですか? 李君が靴を発見しました!」(一同笑)
KP:それで、[POW×3]振って。気付いた人だけ。
李:えーと、(ロール)失敗だ。
りな:(ロール)成功。
KP:そしたらここからは正面の階段と、台所の一部が見えるんですが。そこがまだ使われていた頃の映像、それが一瞬、頭の中に浮かびました。
鈴木:一応、若瀬さんの様子が変かどうか、〈心理学〉振ってみよう。(ロール)わかんない。
崎本:(ロール)成功です。でも今は、カメラ回ってるから口には出さない。
りな:あたしも、流れ的にここで何か言うべきは李君であって、あたしではないというのがあったので何も言いません(笑)。
崎本:でも、不安そうなんですよね。その顔を撮っておきましょう。
まず一行は、2階の部屋Eから探索を始めた。テレビのお約束的に、死体発見現場は後回し、という事らしい。
鈴木:「この2階に、若き芸術家たちは住んでいました。そして十数年前のその日、惨劇は起こりました。彼らが一体どのような暮らしをしていたのか、この部屋は知っているかもしれません!」
するとゆっくりと引いた扉の隙間から、バイオリンの音色がかすかに聞こえてくる。顔を見合わせた一行は、一気に扉を開いた。暗い部屋の真ん中、今も残る楽譜立ての前に、薄く透ける人影が、一つ。
KP:こう、バイオリンを構えた人影が、うっすらと。それが一瞬だけ見えて、ふっと消えました。SANチェックなー。(全員成功)
鈴木:「バイオリンを弾く人影が、今、確かに見えました!」
りな:カメラにも、映ってるのかな?
KP:(するどいなー)では、中に入りました。周りをざっと見回しても、人がいる筈も無く。
鈴木:「誰も、いません」隠れるところとかありませんよね?
KP:まあ、棚とかクローゼットはありますが。戸は閉まってます。
崎本:じゃあそれは、開けてもらいます(笑)。
りな:「鈴木さん、開けるんですか、開けるんですかぁ!?」(爆笑)
鈴木:申し訳ないんですけど、僕まだそんな、怖くないんですよ(笑)。「中にいるとしたら、ここしかありません! がちゃっ!」
りな:「きゃー!」(笑)
KP:すると首を切り裂かれた男が倒れてきた、…様に一瞬見えて消える!
鈴木:(冷静に)はい、SANチェックですね。(ロール)よし、成功。
りな:なんだそりゃー!?(ロール)成功。
李:(ロール)08。
崎本:(ロール)失敗したぁ(笑)!
李:カメラさんが絶叫しました。(一同爆笑)
KP:成功は0で、失敗は正気度1D3+1減らして。
崎本:(ロール)うわぁ、4点!
鈴木:「カメラさん、うわー言うの駄目です!」(一同爆笑)
KP:見切れ禁止(笑)。ちなみに今、11時20分ね。
ここで探索者達は一度カメラを止めて、録画をチェックした。しかしバイオリニストも、首を切られた男もそこには全く映っていない。
崎本:えっ!?
鈴木:おかしいなー。せやけど僕とザキさん、「わー」言うたの同じタイミングやから、同じもの見た筈なんですよ。幻覚でも見てるんですかね、うちら。
崎本:ううーん? まあ番組的にはおいしいので、これはこれでOK。
鈴木:ですな。幸いまだ怪我人出たとか、そういう話やありませんしな。おし、なら先行きましょか。
次に5人は部屋Bに入った。そこは壁の一面に大きな鏡が張ってあり、今いる全員の姿を映すことが出来た。ふと崎本と鈴木の脳裏に、明るい部屋の光景が映る。それはまるで、昭和初期の洋館のようであった。
KP:厳密に言うと、この部屋のそのまま昔じゃありません。鏡の形は違いますし、ベッドの形もかなり昔の、より豪奢なものです。
りな:あー。てことは、5人が住む前の。
鈴木:その前の光景でしょうね。じゃあ、ちょっと驚いて。「今、一瞬、僕にはこの部屋が、昼日中のように見えました!」
りな:そういうのを真っ先に言うのは、この人(李くん)の役割なんだよ! と思いながら。「実はさっき、私も見たんですぅ~」(笑)
KP:とか言ってると、鏡に映ってる人影が…、〈目星〉。
りな:見てみる。(ロール)クリティカル!(技能値の5分の1以下での成功をクリティカル扱いにしています)
鈴木:(ロール)失敗です! 正気度の低い僕が〈目星〉を低くしてたのは、意外と正解かもしれませんね。(一同笑)
KP:そしたら…、何だか1人、多いですよ? レオタードの人が(笑)。
りな:どこに、どこにいますか!? それ重要! もしあたしの後ろだったら、SANチェックものです!
鈴木:いや、この時点で充分SANチェックなんだけどな(笑)。
KP:とりあえず、〈幸運〉振ろう。(ロール)あ、音声さん失敗してる。
りな:うわあ(笑)!(ロール)23、成功です。
崎本:(ロール)22。成功。
鈴木:(ロール)失敗です。僕か?
李:…00です。(一同爆笑)真後ろにいるよ(苦笑)。
鈴木:うわ、怖わっ! 怖わーっ!!
りな:李くんにしがみついてたのを、突き飛ばします!(一同大爆笑)
KP:という訳で、見えた人たちはSANチェック。
りな:ひー!(ロール)成功。
李:(ロール)うん、成功。ばっと後ろを振り向きます。
KP:では、真後ろだった李君と、クリティカルで見えちゃった若瀬さんは、そのダンサーがにたぁっと笑ったのが見えたので、2点減らしてください。(一同大騒ぎ)
鈴木:ああ、馬鹿に生まれて良かった!(一同笑)