幽霊屋敷潜入!

夏向けのホラー企画として、有名な心霊スポットで一夜を過ごすことになったTVクルーたち。

だがその廃屋には本物の「悪意」が潜んでいた…!

――まずは2階を探索――

 

KP:では、5人で玄関から入るところから、カメラが回ります。

鈴木:あ、その前に。忘れんうちに言っとくわ。床が抜けそうになってる所あるから、気ぃつけてな。

りな:(可愛く)はーい。

鈴木:あー、カメラまだ、回ってないんで。(一同笑)

KP:その注意に、音声さんも頷きます。多分、この人が一番踏み抜く。SIZ17(笑)。

鈴木:うわー、太ってる(笑)?

KP:STR11でDEX9だから、そうかも(笑)。

りな:天井は平気?

鈴木:そこまでは僕、確かめませんよ!

KP:天井はまあ、大丈夫なんじゃないでしょうか(笑)。

崎本:カメラ回すぞー。

鈴木:「僕らは今、惨劇館に到着しました。見るからにこう、…うっさん臭い屋敷です」(笑)

りな:「もう何か見えたりするんですかぁ?」

李:([POW×3]に失敗)何も見えなかったので、ぷるぷる。

鈴木:「見えん? 見えん? 困ったなあ」(一同笑)

KP:で、〈目星〉振って。

李:(ロール)01(笑)。

りな:(ロール)成功です。

KP:では、玄関の横手に革靴が片方だけ、転がってます。

李:(指差す)「…それ」

鈴木:「え? 靴ですか? 李君が靴を発見しました!」(一同笑)

KP:それで、[POW×3]振って。気付いた人だけ。

李:えーと、(ロール)失敗だ。

りな:(ロール)成功。

KP:そしたらここからは正面の階段と、台所の一部が見えるんですが。そこがまだ使われていた頃の映像、それが一瞬、頭の中に浮かびました。

鈴木:一応、若瀬さんの様子が変かどうか、〈心理学〉振ってみよう。(ロール)わかんない。

崎本:(ロール)成功です。でも今は、カメラ回ってるから口には出さない。

りな:あたしも、流れ的にここで何か言うべきは李君であって、あたしではないというのがあったので何も言いません(笑)。

崎本:でも、不安そうなんですよね。その顔を撮っておきましょう。

 

 まず一行は、2階の部屋Eから探索を始めた。テレビのお約束的に、死体発見現場は後回し、という事らしい。

 

鈴木:「この2階に、若き芸術家たちは住んでいました。そして十数年前のその日、惨劇は起こりました。彼らが一体どのような暮らしをしていたのか、この部屋は知っているかもしれません!」

 

 するとゆっくりと引いた扉の隙間から、バイオリンの音色がかすかに聞こえてくる。顔を見合わせた一行は、一気に扉を開いた。暗い部屋の真ん中、今も残る楽譜立ての前に、薄く透ける人影が、一つ。

 

KP:こう、バイオリンを構えた人影が、うっすらと。それが一瞬だけ見えて、ふっと消えました。SANチェックなー。(全員成功)

鈴木:「バイオリンを弾く人影が、今、確かに見えました!」

りな:カメラにも、映ってるのかな?

KP:(するどいなー)では、中に入りました。周りをざっと見回しても、人がいる筈も無く。

鈴木:「誰も、いません」隠れるところとかありませんよね?

KP:まあ、棚とかクローゼットはありますが。戸は閉まってます。

崎本:じゃあそれは、開けてもらいます(笑)。

りな:「鈴木さん、開けるんですか、開けるんですかぁ!?」(爆笑)

鈴木:申し訳ないんですけど、僕まだそんな、怖くないんですよ(笑)。「中にいるとしたら、ここしかありません! がちゃっ!」

りな:「きゃー!」(笑)

KP:すると首を切り裂かれた男が倒れてきた、…様に一瞬見えて消える!

鈴木:(冷静に)はい、SANチェックですね。(ロール)よし、成功。

りな:なんだそりゃー!?(ロール)成功。

李:(ロール)08。

崎本:(ロール)失敗したぁ(笑)!

李:カメラさんが絶叫しました。(一同爆笑)

KP:成功は0で、失敗は正気度1D3+1減らして。

崎本:(ロール)うわぁ、4点!

鈴木:「カメラさん、うわー言うの駄目です!」(一同爆笑)

KP:見切れ禁止(笑)。ちなみに今、11時20分ね。

 

 ここで探索者達は一度カメラを止めて、録画をチェックした。しかしバイオリニストも、首を切られた男もそこには全く映っていない。

 

崎本:えっ!?

鈴木:おかしいなー。せやけど僕とザキさん、「わー」言うたの同じタイミングやから、同じもの見た筈なんですよ。幻覚でも見てるんですかね、うちら。

崎本:ううーん? まあ番組的にはおいしいので、これはこれでOK。

鈴木:ですな。幸いまだ怪我人出たとか、そういう話やありませんしな。おし、なら先行きましょか。

 

 次に5人は部屋Bに入った。そこは壁の一面に大きな鏡が張ってあり、今いる全員の姿を映すことが出来た。ふと崎本と鈴木の脳裏に、明るい部屋の光景が映る。それはまるで、昭和初期の洋館のようであった。

 

KP:厳密に言うと、この部屋のそのまま昔じゃありません。鏡の形は違いますし、ベッドの形もかなり昔の、より豪奢なものです。

りな:あー。てことは、5人が住む前の。

鈴木:その前の光景でしょうね。じゃあ、ちょっと驚いて。「今、一瞬、僕にはこの部屋が、昼日中のように見えました!」

りな:そういうのを真っ先に言うのは、この人(李くん)の役割なんだよ! と思いながら。「実はさっき、私も見たんですぅ~」(笑)

KP:とか言ってると、鏡に映ってる人影が…、〈目星〉。

りな:見てみる。(ロール)クリティカル!(技能値の5分の1以下での成功をクリティカル扱いにしています)

鈴木:(ロール)失敗です! 正気度の低い僕が〈目星〉を低くしてたのは、意外と正解かもしれませんね。(一同笑)

KP:そしたら…、何だか1人、多いですよ? レオタードの人が(笑)。

りな:どこに、どこにいますか!? それ重要! もしあたしの後ろだったら、SANチェックものです!

鈴木:いや、この時点で充分SANチェックなんだけどな(笑)。

KP:とりあえず、〈幸運〉振ろう。(ロール)あ、音声さん失敗してる。

りな:うわあ(笑)!(ロール)23、成功です。

崎本:(ロール)22。成功。

鈴木:(ロール)失敗です。僕か?

李:…00です。(一同爆笑)真後ろにいるよ(苦笑)。

鈴木:うわ、怖わっ! 怖わーっ!!

りな:李くんにしがみついてたのを、突き飛ばします!(一同大爆笑)

KP:という訳で、見えた人たちはSANチェック。

りな:ひー!(ロール)成功。

李:(ロール)うん、成功。ばっと後ろを振り向きます。

KP:では、真後ろだった李君と、クリティカルで見えちゃった若瀬さんは、そのダンサーがにたぁっと笑ったのが見えたので、2点減らしてください。(一同大騒ぎ)

鈴木:ああ、馬鹿に生まれて良かった!(一同笑)

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