幽霊屋敷潜入!
夏向けのホラー企画として、有名な心霊スポットで一夜を過ごすことになったTVクルーたち。
だがその廃屋には本物の「悪意」が潜んでいた…!
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探索者作製 | オープニング | 2階探索・1 | 1階探索・1 | 地下室探索・1 | エンディング |
今回の探索者紹介 | 惨劇館マップ | 2階探索・2 | 1階探索・2 | 地下室探索・2 | アフタープレイ |
探索者データ | 2階探索・3 | 地下室探索・3 |
――2階を探索(まだ余裕)――
次に一行は部屋Aに入ったが、ここでは特に何も無し。
鈴木:「変わったものは無いようです。ここの住人であった青年が安らかに眠っていることを、僕たちは祈ります」…無理だけどな。(一同笑)
続いて部屋Cでは、トルソー(洋裁用の手足のないマネキン)が鈴木に倒れてくるというアクシデントがあったが、正気度喪失は無し。
鈴木:よいしょ、と起こして。ぐらぐら、と動かしてみる。安定してる?
KP:ええ、ちゃんと。倒れない程度には。
李:僕、何か、見えました?
KP:李君の場合だと、…50%。
鈴木:ああ、なんかの対抗表か。僕らだと、勝ち目ない。
李:(ロール)…ファンブル(出目00のこと)。(一同爆笑)全く分からなかった?
鈴木:それだけなら、ええんやけど…。
KP:李君、MPを1D3ポイント減らしてください。(一同悲鳴)
りな:うわっ! 痛ったあ!
鈴木:どっかの無窓館みたいだ(笑)。
仕方なかろうよ、原因がほぼ一緒なんだから。(苦笑)
李:(ロール)2点。MP吸われたので、「くぅっ」
KP:そして突然、横にあったクローゼットが2つとも開いて、中の衣装が飛び出してきます。そしてそれは、ひらひらと辺りを舞います。SANチェック。
鈴木:うわっ!(ロール)成功! …おかしい、僕、55%よ(笑)!?
KP:全員成功? じゃあ0で。そうして、しばらく部屋中をひらひら舞った衣装は、少し経つと全部、ばさっと落ちます。
鈴木:「これは、ヤラセではありません! て言うかこんなベタなヤラセしてもしょうがありません!」(一同笑)ウケ取れませんよ、これ(笑)!
崎本は一旦カメラを止めると、鈴木と一緒にクローゼットの中を確認した。そこには何も仕掛けは無く、もちろん誰かが隠れているという事もない。
鈴木:何なんやこれ。ザキさん、ヤラセとか聞いてます?
崎本:いやいやいや、まさかこんなベタな。
りな:じー(笑)。
崎本:やらないって(笑)!
李/崎本:「オレが知らないヤラセは無いだろう」(一同笑)
KP:ちなみにこの時点で、十二時を回りました。
鈴木:ぼーん、とか鳴りませんよね?
KP:鳴った。
りな:えええええっ!?〈聞き耳〉ですか? なんでそんな事言っちゃうんですか、鈴木さん!(爆笑)
鈴木:でも僕、聞こえない気が…、(ロール)うん、聞こえんわ(笑)!
KP:聞こえた人手を挙げてー?
りな:はい~。(挙手)
KP:SANチェックな。
りな:(ロール)うわ、失敗! 鈴木さんが変なこと言うから、こんな目にあっちゃったじゃないですかー!
鈴木(のプレイヤー):(諭すように)なあ、俺たちは今、何のゲームをやってるんだ?(一同爆笑)
KP:じゃあ、1D2+1点減らして。
りな:(ロール)2点!
鈴木:プラス1点が、地味にきついなあ。大丈夫なんすかね、ザキさん?
崎本:ううん、李くんを信じて、ロケを続けよう。
鈴木:「あ、そうや。なんか、お払いとかできるん、李くん?」
李:「じゃあ…、おまじない」
りな:「ちちんぷいぷい?」
鈴木:「あんまおいしい事、言わんで下さいよ!」(一同笑)
ここでプレイヤー達は「肉体の保護」を3D6点分、鈴木にかける事にした。彼を先頭にして進み、何か危険なことがあったら盾にする作戦である。李が4点の正気度と3点のMPを消費し、鈴木は16点の防護点を得た。
そしていよいよ5人は2階での惨劇の場、部屋Dに向かった。ちなみにこの時点で十二時半。ドアを開けると、今はもう無い筈の遺体が2つ、転がっているのが一瞬目に入る。それらは他の部屋の幻影と同じようにふっと消え、後には床板の黒い染みだけが残っていた。
鈴木:では、部屋をぐるっと照らします。何か、変わったところある? ぶっちゃけ、キーパーが開けて欲しいところ。(一同笑)
KP:開けて欲しい所は特に無いですが(笑)、皆さん〈幸運〉振って下さい。
りな:は? はい。(ロール)99。
鈴木:はい、あなたです。(一同笑)
KP:じゃあ、若瀬さん。あなたの首筋に、ぽたっ、と冷たいものが落ちました。(若瀬のプレイヤーの表情を見ながら)とりあえず、SANチェックだと思いますよ(微笑)。
りな:はいぃ(笑)。(ロール)成功。(正気度喪失0)手で触って、見てみる。
KP:赤いです。
りな:そこで悲鳴!(一同笑)「きゃー!」
鈴木:「ど、どうしたんですか? 若瀬さんこれ、血じゃないですか!?」
りな:「舐めて確認してよ!」(一同大爆笑)
鈴木:「私の手を舐めろですか!? アホなこと言ってる場合じゃないですよ!!」(一同爆笑)
KP:この状況で、すげえ、こいつら(笑)。
鈴木:いかん、天然とお笑いのコンビにかかったら、どんな怪奇現象も台無しになる!!(爆笑)
りな:「だって血だったら、変な物入ってるかもしれないじゃない! こういうのはあんたの役目なのよ!」(笑)
鈴木:「若瀬さん、素出てます! 落ち着いて!」…くそぉ、インパクト負けしている。(一同爆笑)
李:その豹変振りに、きょとん(笑)。
崎本:ちょっと、カメラ止めようか(笑)。
りな:あ。(我に返った)…崎本さん、今の、カットして下さい。
崎本:ええ? 超おいしいところなのに(笑)。