幽霊屋敷潜入!

夏向けのホラー企画として、有名な心霊スポットで一夜を過ごすことになったTVクルーたち。

だがその廃屋には本物の「悪意」が潜んでいた…!

――地下室(謎のミイラ発見)――

 

鈴木:プレイヤー的には、イケイケなんですよね。

崎本:でもディレクターとしては、怪我とか精神的にやばいとかあるしなあ。今まで撮った分で、番組は作れるし。

鈴木:いや、あきまへんて! 芸人としてオチがないのは、あかんですよ!

崎本:りなちゃん、どう? 先に行く気ある?

りな:上に登っても、何もないとは限らないし。だったら、まだ開けてない扉のほうが、あたしは気になりますね。

鈴木:プレイヤー的には「根っこを絶ってからの方が安全に帰れる」というのもある(笑)。戻る時も、絶対ちょっかいかけてくると思うから。

りな:あると思う。一か八かですね。

鈴木:で、それだったら面白いほう選ぶよ、僕は。

KP:で、話してる最中なんだけど、〈聞き耳〉。(李とりなが成功)成功した人は、天井の方で、ぎしっ、ぎしっと音が鳴るのが耳に入った。それだけ。

李:僕は、これ以上危ない事はしないほうがいいとは思いますけど、確かに皆さんが言う事も、一理あります。ここは、僕が前に出て…。

鈴木:「いや、そういう訳にいかんて!」プレイヤー的には、ぜひそれで(笑)。

 

 ここで鈴木のプレイヤーが、敵はMPを任意には吸い取れず、むしろ正気度を積極的に吸い取っているのではないかとの推測を話す。はい、正解です(笑)。

 

鈴木:ほら、この屋敷のシステムとして、殺す気になったら幾らでも殺せるんですよ。それを、じわじわ怖がらせてるから。

りな:はいはい!

鈴木:だから、正気度を吸ってるんじゃないかと。もしMPを吸いたいなら、もっとばんばん吸ってる筈なんですよ。

李:ぼくが50%対抗って事は、相手のPOWは18ですしね(笑)。みんなからはもっと吸いやすい筈だし。

鈴木:そう、正に恐怖こそがこいつの武器である。だから李くんが今、ぎりぎりまでMP使っても大丈夫な筈。

 

 それを受け、李は自分に4D6点分の《肉体の保護》をかけ、16点の防護を得た。(正気度喪失は1点)

 

鈴木:つか、お話的にもここで戻るのは、しけてる。(苦笑)

崎本:じゃあ、しばらく考え込んで。…よし、分かった。りなちゃんじゃないけど、「ここで逃げたら男がすたる」ってやつだな。

鈴木:そうですよ!

崎本:よし、行こう。

KP:と、決意をした、と。

鈴木:これで1時間経った(笑)?

KP:はい、経ちました(笑)。それで〈聞き耳〉。(鈴木以外成功)そうすると、さっき聞こえたぎしっ、ぎしっという音がより大きくなってきまして、ぎしぎしぎし、どざー! と水が降り注いできます。

りな:(焦って)ええっ!?

崎本:(冷静に)それは、先に進めと言ってるようなもんだな。

KP:まあ、水道管が破裂したんでしょう。それでまた、15%、30%、25%、50%で振ってください。(全員失敗)うん、地下室に、水がどんどん流れ込んできます。

崎本:向こうの扉に急ごう。

 

 ドアを開けたその先は、小さな行き止まりの部屋になっていた。その奥には玉座のようなものが設えてあり、全身をびっしりと文字の刺青で覆ったミイラが座っている。更にそのミイラの周りを、何かもやもやとしたものが、取り巻いていた。

 

KP:[POW×3]振ってください。

崎本:(ロール)おお、成功した! 06!

KP:では崎本さんにはそのもやが、何か文字だったり、絵だったりするように見えます。

崎本:ほう!? なんじゃありゃ、って感じですね。

KP:で、そのもやのようなものが、近付いてきます。SANチェック。

崎本:(ロール)失敗(笑)。

KP:あっちゃー。えーと、1D6+1で。

崎本:(ロール)3点です。

鈴木:「あのミイラは一体!? 李くん、これは何なんでしょう!」

李:何でしょう。(一同爆笑)

KP:〈オカルト・アイデア〉、コンビ(笑)。

李:(ロール)うわ、失敗した!

KP:あのミイラが悪霊? なのかなあ(笑)。他の人も振ってみる?(他のPC3人も失敗)じゃあ…、(ロール)ぶっ! 03(笑)。

鈴木:あ、デブヲタな人、分かった。

KP:オタク言うな(笑)。

 

 ここまでのセッション中の雑談で音声さんは、能力値と技能からデブヲタという事になってたりする(笑)。

 

KP:しかしこの人の知識の範囲だと…、リッチが思い浮かぶかなあ。ゲームにもよく出てくるし。

鈴木:バンパイアローズとか、ノーライフキングとか(笑)。

KP/音声:ああ。えーと、「あれはリッチか、いやノーライフキングか!? だったら、陽の光に弱いぞ、きっと!」

鈴木:いやでも、ここ地下やしなあ。まだ夜やし。

KP/音声:「ああ、あともう一つ、弱点があった気がする! 何だっけ!?」

鈴木:まあ、やる事やるか。DEX16。僕のできる事といったら、前に出て殴る、いや、掴む?〈組みつき〉。(ロール)クリティカル。

KP:おうっ。(ロール)あ、つかまった。掴んだ感じは、もろいです。

鈴木:うわ、もろっ! 干物状態です!(一同笑)

李:次、ぼくがDEX14ですけど、ミイラに書かれてる文字、読めます?

KP:〈中国語〉振って。

李:(ロール)ああっ、駄目だ。

KP:じゃあ、李君、[POW×3]振って。

李:(ロール)03!

KP:うわあ、来た来た(笑)! そうすると、「何故だ、何故お前らは絶望しないんだ!」とか男の声が聞こえるんですよ。それと「早くこいつらを何とかしないと」という焦りも感じます。次、崎本さんは?

崎本:撮影続行です。

KP:了解。で、次がDEX10で同時だな。何する?

りな:何しよう。

鈴木:応援して。ほら、場面的に、そういう絵面じゃん。

りな:「鈴木さん、負けないでー!」(笑)

鈴木:と、言われた僕の内部的に、次の判定値にプラス20%。(一同爆笑)

KP:だからゲームが違うって(笑)。じゃあこっちの行動は…、まずターゲットを決めて。(ロール)1、若瀬さん。

鈴木:女好きだね(笑)。

李:ああ、鞭でびしばしやってたし!(一同爆笑)

りな:そういうビデオに出演する気は、まだないんだな(笑)。

鈴木:私は叩く方なんだな。(一同大爆笑)

KP:まず命中判定。(ロール)あ、外れた。で、全員〈アイデア〉。

李:(ロール)成功。

鈴木:(ロール)あ、僕も成功です。

KP:すると、この部屋にも水は流れ込んでるんだけど、ちょっとそのスピードが遅い気がする。何でかって言うと入口の辺りで、水が止まってるのよ。

鈴木:不条理にね。

KP:そう、不条理に。

崎本:…あ、流れ水か!

鈴木:了解、そういう事か! 掴んで良かった! いや、プレイヤー的にはぴんと来てたんですけど(笑)!

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