幽霊屋敷潜入!

夏向けのホラー企画として、有名な心霊スポットで一夜を過ごすことになったTVクルーたち。

だがその廃屋には本物の「悪意」が潜んでいた…!

――隠された地下室――

 

 全員で落下ダメージを受けたものの、《肉体の保護》で消したり〈応急手当〉で回復したりで、探索者達は実質ダメージ0。ただ…。

 

KP:落下ダメージ、1D6。みんな自分で振って。(ロール)6点減りました。(一同笑)

りな:何やってるんですか音声さん(笑)。

鈴木:〈応急手当〉は、(ロール)あ、音声さんの分失敗しました。

りな:(崎本と李も〈応急手当〉失敗)ここで成功したら、高感度アップですよね(笑)。ではいきます!(ロール)…97(笑)。

KP:傷はえぐってないね? しょうがない、自分で。(ロール)失敗。

鈴木:ではそれは、気の毒だが治らへんな。

KP:大丈夫、耐久力はあと11点残ってるし!(一同爆笑)

鈴木:なんじゃ君は(笑)!

 

 まあ、特に問題なし。

 落ちた場所は、コンクリートがむき出しの殺風景な部屋だった。壁の一つに扉があり、その向かいの壁には梯子が、上に向かって伸びている。梯子の上は落とし戸になっていたが、押し上げてもその戸は、びくともしない。

 

KP:〈アイデア〉振ってください。

崎本:(ロール)成功です。

KP:アトリエでは、ちょうどこの位置に棚が置いてありました。

崎本:とりあえず、先に進むしかないか。扉はどんな感じです?

KP:木製ですね。ノブが真鍮で。

りな:がちゃがちゃ。

KP:開きますよ。

鈴木:ちょ! 今、心臓ばくん、て言いましたわ!(一同笑)まあ、プレイヤー的にはありがたいですけど。僕いま、正気度46なんで(苦笑)。

りな:じゃあ開けますよ? がちゃ。

 

 懐中電灯で照らした先も、今いる部屋とさほど代わりがないがらんとした部屋だった。対角線上にドアが見える以外、何もない。いや、そのコンクリートの床には、赤黒い染みが点々としていた。

 

KP:それでここは…、こっちで振るか。4人分振るのめんどいけど。(ロール×4)では、李君以外の3人さん。

りな:何だろう、どきどき。

KP:部屋が、コンクリの打ちっぱなしだったんですが、それが一瞬のうちに、様子が変わります。さっきのアトリエが使われていた頃、そんな感じの部屋に変わりました。その部屋の中で3人の男が、互いに包丁を振り回したり、紐で相手の首を絞めたりして、殺し合いをしてます。SANチェック。

李:なんで僕だけ無し?

鈴木:いやあ、抵抗に成功したんだろ。(ロール)あ、失敗。

りな:(ロール)あたしは成功です。

崎本:(ロール)あ、失敗。

KP:成功した人は、0ポイント。失敗した人は、1D6+1で。

鈴木:…それはいただけない。それはまずい数値だわ。僕いま、6点で不定の狂気だから。根性!(ロール)あー、6点。

崎本:(ロール)こちらは2点です。

KP:いっちゃったかー。(にこにこ)

鈴木:いやこれ、いきますって、キーパー。(苦笑)じゃあ、INTチェックいきますね。(ロール)失敗! ふう。

KP:そしたら、現在の正気度40か。それで李くん、他の3人が「何これ」とか「うわー」とか急に言い始めました。

李:みんな! 大丈夫ですか!?

KP:で、この幻覚はすぐ消えるので、また元の部屋の光景に戻りました。

鈴木:へたりこむ。いや、あかん、かも。マジあかんかも。ネタ思いつかへんもん。

りな:それ重傷。

李:ごめんなさい、ごめんなさい。

鈴木:いやいや、李くんのせいちゃうから。いやでも怖かったわ、何見たか覚えてないくらい、怖かったわ。

崎本:じゃあ、今見たものを、説明。

 

 また崎本がここで、刺青を施したミイラの様な腕からもやが立ちのぼる幻覚と、その手の持ち主の邪悪な喜びの感情を感じ取った。

 ここでプレイヤーたち、互いに見た幻覚と現在の状況を話し合った。そして「今まで見た幻覚は、ミイラによって見せられたもの」という事に気付こうとしたが、3人までが〈アイデア〉に失敗する。

 

りな:65%!(ロール)あ、出た。李くんは見てないんですよね? じゃあこれ、霊感とか関係ないんじゃないですか?

KP:〈オカルト〉。

李:(ロール)成功。

KP:幻覚を見せる魔術、というのがあります。

李:かくかくしかじか。

りな:あたしたちはそれに、幻覚を見せられてるって事? …かちーん。「いい度胸してんじゃねえか、こら」(一同笑)

鈴木:という事は、や。カメラ。「この屋敷には何か邪悪なものがおって、そいつが人の心を操り、芸術家達に殺し合いをさせた! そういう事ですな!」

李:こくこく。…たぶん。

鈴木:「聞きましたか皆さん! なんと恐ろしい話でしょう! 李くん、それは、どこに居るんでしょうか!?」

李:ここで!《卜占》ですね(笑)?

鈴木:そう! ここまで恐怖点を溜めてきたかいがあった!(一同笑)

KP:ゲームが違うというに(笑)。

李:また、羅盤を出します。正気度が、(ロール)1点減って。MP4点払って、残り5点。それで[POW×5]が、(ロール)70。ノーマル成功。

KP:「悪霊がどこにいるか」だよね。あの扉の向こうです。

李:指差します。

鈴木:「あ、あの扉ですか!? 扉の向こうに邪悪の根源があると、少年風水師・李くんは言ってます!」

李:ちょーパチもんくせえ。(一同爆笑)

鈴木:でも、これでしょ? この手の番組の視聴者から期待されてるのは。

崎本:もちろん(笑)。

鈴木:「本当は僕たちは、ここから帰るべきなのかもしれません! しかし!」あ、カメラ一旦止めて。「ザキさん、マジどうします?」(一同爆笑)

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